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サステナブル観光?新時代の持続可能な旅行スタイルとは

サステナブル観光?と聞いても「???」という方も多いかもしれませんね。それでも近年「サステナブル」という言葉自体は聞く機会が増えたのではないでしょうか。

今、SDGsという言葉を合言葉に世界では持続可能な社会をつくっていこうという動きが活発化してます。いわゆる観光においてもその活動が活発になっています。

そこで今回、秋田県で温泉・コテージの温泉宿泊複合施設を展開する六郷温泉「あったか山」が「サステナブル観光」について解説します。

そもそもサステナブルとは?

最近よく聞くようになったサステナブルとは英語で「Sustainable」で「持続可能な」という意味を持ちます。このサステナブルという言葉がメジャーになったきっかけは2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された17の目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」がきっかけとなります。
世界が一体となり持続可能な社会を実現するべく、企業、個人が自分のできる範囲内でサステナブルな活動をする必要性が出ています。

サステナブル観光を表す5つのキーワード

観光庁においては、各地域においた自然環境、文化・歴史、伝統産業などを観光資源としてフル活用して、同時に経済・社会・環境の正の循環によりそれらの持続可能性や価値をさらに高める仕組みとしてサステナブル観光の実証実験がスタートしてます。

引用:サステナブルな観光コンテンツ事業がスタートします|国土交通省観光庁

…といっても結局どういうことなんだろう?という方も多いと思います。
そこで日本における「サステナブル観光」を5つのキーワードにわけてご紹介いたします。

自然環境

自然環境にやさしい観光と聞くとピンとイメージできる方も多いのではないでしょうか。日本は海に囲まれ、山々が連なる自然豊かな国となっています。日本には自然世界遺産の「白神山地」「屋久島」「知床」「小笠原諸島」「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」をはじめとして全国に貴重な自然環境が残っています。
その自然環境が永続的に続いていくために、保全活動や自然環境に配慮した経済活動が必要となっています。

伝統建築・文化

持続的な社会構築をしていくためには、伝統的な建築物・文化自体を守るだけではなく、伝統的木造建築の保存・再生、伝統文化・芸能を担う人材の育成が求められています。

最近ではサステナブル×伝統工芸という形で、日本の伝統技術を生かしたブランドも外国人に非常に人気が高くなっています。
地域資源をつかいながら生態系のバランス、文化をくみ取ったアイデアが注目されています。

地域・社会経済

自然環境や文化、伝統だけに力を注いでも、それを担う人々、経済が回らないと途中で活動が途絶えてしまいます。

観光に置き換えると、旅行者にとっては旅行した先で積極的に消費する、事業者にとっては地域に雇用を生み出し、売上をしっかり作っていくことで経済を循環させる責務があります。

「自分たちさえよければいい」という考えはサスティナビリティの対極にある考え方です。

CO2削減・エネルギー・ゴミ問題

この問題はみなさんにとっても馴染みがあるのではないでしょうか。買い物袋が有料になったり、近年では脱炭素社会という言葉もテレビやネットで聞くことが増えたことでしょう。フリマアプリなども既存資源の有効活用という点でサステナブルといえます。
CO2削減、エネルギー問題、ゴミ問題も密接に自然環境と経済活動を密接な関係となっています。

ではサステナブル観光の視点で考えるとどういうことかみていきましょう。
みなさん、旅行で移動する際にどのような手段を活用されますか?車、飛行機、そして電車が手段としてはメインだと思いますが、どれも二酸化炭素を排出します。この中でもじつは飛行機が一番二酸化炭素の排出量が多いです。近年では二酸化炭素を排出しない自転車などを観光地でレンタルできるサービスも人気になってきていますね。

また富士山のふもとでは不法投棄や観光客のゴミ問題もありますよね。ゴミ問題やエネルギー問題によって自然環境は破壊されてしまいますので、みなさんも旅行する際はお気をつけください。

「脱炭素社会」「プラスチックフリー」な活動が企業も個人にも求められてきています。

観光のオーバーツーリズム

オーバーツーリズムという難しい言葉を使ってしまい申し訳ありません。
簡単にいうと観光地に許容範囲内の観光客が著しく増加してしまうことを指します。ゴミや騒音問題や住民の生活環境悪化などの問題があげられます。
近年では沖縄の宮古島の旅行人気も高いですが、その一方で土地の価格が高騰してしまい、家賃が爆上がりしているために、住民が気軽に家を借りることができないという問題もあるようです。オーバーツーリズムによる問題は日本だけではなく世界のいたるところで問題となっています。

経済活動を回すだけではダメなのですね。

世界におけるサステナブル観光の事例

まずはサステナブル観光の世界事情をみていきましょう。世界の次に日本も紹介します。
それではさっそくみていきましょう。

【ドイツ】アルプスの国立公園ベルヒテスガーデン国立公園

ベルヒテスガーデン国立公園はバイエルン州東南に位置する、ベルヒテスガーデンに近いアルプスのなかで最も保護区の一つです。南側にはフィヨルドが美しいケーニヒ湖、標高2,713mのヴァッツマン山が旅行者に人気です。

ベルヒテスガーデン国立公園のサステナブル観光ポイントは以下の通りです。
ポイント①生物保護区に指定して野生の動植物を保護している
ポイント②自動車を使わない観光(自転車用のトレイルを設置)
ポイント③伝統的な高原酪農(牧草地ではカウベルをつけた牛が放牧されている)

【台湾】東北角及び宜蘭海岸国家風景区

「世界の持続可能な観光地トップ100選」にも選ばれていて、Sustainable Destinaseions Awards 2020のBest of Asia-Pacific部門でも第1位になっているエリアです。

海食地形から史跡、海洋生物が豊かで、自然生態を観察できるエリアから山々がそびえたつ丘陵地エリアと山と海ではさまれたエリアです。

東北角及び宜蘭海岸国家風景区のサステナブル観光のポイントは以下の通りです。
ポイント①事業者に対して節水・節電のモニター制度の導入
ポイント②廃棄物の削減
ポイント③豊富な自然環境資源と文化遺産
ポイント④地元住民の生活満足度の定点観測

日本におけるサステナブル観光の事例

日本はじつは世界においてもサステナブル観光大国です。そこで今回は数ある観光地の中から3エリアのサステナブル観光事例を紹介します。

 【岐阜県】白川村

山深い飛騨地域に、世界遺産の合掌造りの家屋が立ち並ぶ岐阜県を代表する観光地「白川郷」は日本人だけではなく、海外の観光客にも非常に人気が高いエリアです。
2020年には「世界の持続可能な観光地100選」にも選ばれています。

白川村のサステナブル観光のポイントは以下の通りです。
ポイント①世界遺産をはじめとした伝統継承と住民の営み
ポイント②完全予約制にしてオーバーツーリズム対策
ポイント③防火対策
ポイント④結といわれる共生共助システムとその精神

【神奈川県】三浦半島

都心から約1時間!都心からも気軽に行くことができる観光地「三浦半島」はエリア全体が2020年に「世界の持続可能な観光地100選」に選ばれました。三浦半島エリアとは「鎌倉市、逗子市、横須賀市、三浦市、葉山町」を指します。また海をはじめとした自然が美しく、ミシュラン・グリーンガイドジャポンで2つ星を獲得しています。鎌倉、逗子などの人気観光エリアに加え、東京湾に浮かぶ「猿島」はまるで「天空の城ラピュタ」のように、元々軍事施設として活用された遺産もあります。

三浦半島のサステナブル観光のポイントは以下の通りです。
ポイント①豊富な歴的建造物・遺産
ポイント②三浦半島産の食材をつかったローカルグルメ
ポイント③自然豊かで遺産が残る無人島を観光コンテンツ化

【香川県】小豆島

海が美しい島「小豆島」は、2021版「世界の持続可能な観光地トップ100選」に選ばれました。小豆島には美しい海だけではなく、日本の棚田百選にも選ばれている中山千枚田をはじめとして、農村歌舞伎など地域文化がよく継承されています。またこのエリアは瀬戸内国際芸術祭の舞台にもなっており、環境と調和したアート作品も数多く作られています。

小豆島のサステナブル観光のポイントは以下の通りです。
ポイント①海、棚田、景勝地などの豊富な自然環境資源
ポイント②瀬戸内国際芸術祭を通した地域住民、環境とアートの調和
ポイント③オリーブやしょうゆ、そうめんといった地場産業

秋田におけるサステナブル観光の事例

この記事を執筆している六郷温泉「あったか山」でもできるところからサステナブルな観光の提案をしています。六郷温泉「あったか山」は東北を南北に走る奥羽山脈のふもとに構える温泉宿泊複合施設です。日帰りで入れる温泉に加え、コテージ10棟(うち2棟はペットも宿泊可能)も運営しております。

あったか山のサステナブル観光ポイントは以下の通りです。
ポイント①【地産地消】地場のブランド牛「美郷牛」をつかったバーベキュー
ポイント②【レンタサイクル】六郷の伝統のある町並みや山・川がうつくしい
ポイント③【つくる責任つかう責任】コテージを宿泊する際は自分で分別してごみ捨て

【まとめ】サステナ観光で持続可能な社会に貢献しよう

いかがでしたでしょうか。

世界、日本においてサステナブルな観光開発が進められていますね。六郷温泉「あったか山」もできる範囲内で持続可能な社会の実現を目指して、観光をとおして頑張っていきます。

みなさんもぜひ旅行される際にはサステナブルの観点を持って旅行するといつもと違った体験・体感ができるかもしれませんよ。

皆様が素敵な旅行ができますように。

秋田にお越しになる際にはぜひ「あったか山」にお立ち寄りください。

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